2009年01月19日

DR/BDR

今回は、前回「チョロッ」と出てきた、DR/BDRについてです。
DR(Designated Ruter)と、
BDR(Backup Designated Ruter)は前回の
ネイバーとアジャセンシーの部分に大きく関係していました。

BDRはDRのバックアップですので、
主にDRの動きについてみていきましょう。

DRはネットワークにひとつあります。
同じネットワーク内にあるルータは、そのネットワーク内のDRとアジャセンシーとなります。
そのため各ルータのLSAは、1つのルータに集められます。

そのようにすることで、効率よく情報が広まるようにできています。
BDRもネットワークに1つ作られ、他のルータとアジャセンシーになります。

ネットワークにDR/BDRが作られるといいましたが、
どのルータがDR/BDRになるかの選定方法があります。

 ①OSPFプライオリティの値が大きいルータ
 ②ルータIDが大きいルータ

①のOSPFプライオリティとは、ルータに設定できる値(0~255)で、
これによってDR/BDRにしたいルータを設定することができます。

①のプライオリティが設定の次の選定方法として、
②のルータIDを使う方法があります。
①も②も1番大きい値のルータからDRとなり、
その次に大きい値のルータがBDRとなります。

選定方法としては以上ですが、ネットワークの編成が変わり、
今あるDRのプライオリティよりも高いプライオリティなどが接続された場合などには、
ネットワークの混乱を防ぐために、DRの変更を行いません。
もちろんBDRについても同じです。

この機能を応用することで、DR/BDRのルータを操作することもできたりします。



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