2009年02月05日

コンバージェンス時間

前回までスパニングツリーについての学習を進めてきました。
今回は、スパニングツリーの
「コンバージェンス時間」についてです。

コンバージェンス時間は、ルーティングプロトコルの部分でも出てきました。
コンバージェンス時間とは、簡単に言ってしまえば、
ネットワークに変化が起きてから、データ通信の準備が完了するまでの時間でした。
これは、スパニングツリープロトコルでも同じです。

ループしないように、スパニングツリーが完成するまでが、
コンバージェンス時間となります。

このコンバージェンス時間ですが、スパニングツリーでは、
設定によって、大まかな時間が設定をすることができます。
なぜなら、このコンバージェンス時間は、

 ・ 最大エージタイマ(標準20秒)
 ・ 転送遅延タイマ(標準15秒)

が関係してくるからです。
前に学習した「ポートの状態変化」をイメージしてもらえれば、
コンバージェンス時間がイメージし易いと思います。

ポートが
 ブロック→リスニング→ラーニング→フォワーディングと変化していく中で、

 最大エージタイマ20秒
 + 転送遅延タイマ15秒
 + 転送遅延タイマ15秒
  =50秒
と間に時間がありました。

この50秒の時間がコンバージェンス時間となります。
最大エージタイマと転送遅延タイマの値によっては、
この50秒というコンバージェンス時間が変化してくるのですが、

各タイマの値には「ダイヤメータ」というものが関係しています。
これらまた次回に・・・。



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